令和2年3月に新進気鋭の森中晃一弁護士が入所致しました。 … [Read more...]
Archives for 3月 2020
逮捕の考え方について
罪を犯してしまった方、また、予期せずして、自身が罪を犯してしまったのではないかと考えられている方は、逮捕されるのではないかという不安感がつきまとうことと思われます。そうした方からすれば捜査機関が逮捕に踏み切るその日は突然やってくることになります。 当所でも、そうした事情から自首を迷われている方に向けたコラムを掲載したことがあります。 コラム:自首について もっとも、その裏では逮捕すべきかどうか司法によるチェックが必ず入ります。そこで、今回は司法によるチェックの際に検討される逮捕の要件について紹介します。 なお、逮捕には大きく分けて通常逮捕、緊急逮捕、現行犯逮捕の3種類がありますが、ここでは令状に基づく逮捕である通常逮捕を念頭に紹介します。 通常逮捕の要件 通常逮捕について刑事訴訟法は次のように規定しています。 刑事訴訟法199条1項本文( … [Read more...]
公訴時効について
過去に犯罪の被害に遭った、警察に被害相談へ行くか悩んでいるうちに時間が経ってしまった。今からでも犯人を処罰して欲しいけど「時効」があると聞いたことがある。諦めるのは早計です。まずは「時効」が完成していないかを確認してみましょう。 今回は刑事事件における時効のうち「公訴時効」について紹介します。 「公訴時効」とは 刑事事件関係で私たちがよくニュースなどで耳にする時効は、「公訴時効」である場合がほとんどだと思います。 「公訴時効」とは、公訴権を消滅させる効果を持つ時効のことで、一定期間経過することによって完成し、それにより時効となった犯罪について検察官が公訴の提起(いわゆる起訴)をすることができなくなるというものです。仮に「公訴時効」が完成したあとに検察官が「公訴時効」の完成した犯罪について起訴した場合には免訴の判決(刑事訴訟法337条4号)、つまり、裁判 … [Read more...]
逮捕勾留中の接見について
はじめに ご家族やご友人が逮捕されてしまった。捕まっているご家族やご友人に連絡をしたい。こういうときにはどうすればよいでしょうか。 以前のコラムで、逮捕されたらどうなるかということについて紹介をさせていただきました。 コラム:突然の逮捕・家族に出来る事 この中で、逮捕されてしまうと、長期間外に出ることができないこと、家族や友人の接見が制限されてしまうことがあることを紹介させていただきました。 他方で、弁護士については接見を行うことができることも簡単に紹介しましたが、今回は接見についてもう少し詳しくみていくことにします。 弁護人の接見とそれ以外の人との接見 まず、弁護人は、原則として弁護士の中から選任しなければなりません(刑事訴訟法第31条1項)。 その上で、弁護人の接見方法について刑事訴訟法に規定があり、 身体の拘束を受けている被告人または被疑者は、弁 … [Read more...]
弊所弁護士の退所のお知らせ
2月末をもって中塚正記弁護士が退所しました。弊所として中塚正記弁護士の更なる活躍を願っています。今後も、形は変わりますが、中塚正記弁護士との協力関係を継続して参ります。 … [Read more...]